一流のフットボーラーとはピッチ外での品格も問われるものだが、リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが、それを体現してみせた。彼のプロらしい振る舞いが証明された一枚の写真が話題を呼んでいる。

それはサラーが鼻血を出して泣いている少年を慰めるように肩へ手を置いているツーショットだ。一体何が起きたのか――。英公共放送『BBC』が、その詳報を伝えている。

記事によれば、サラーの大ファンだという11歳のルイ・ファウラーくんは、リバプールの練習場から出てきた憧れのスターが乗った車を追いかけた際に、興奮で周囲が見えなくなって街灯に激突。あまりの衝撃にファウラーくんは鼻を骨折し、さらに血を出して倒れてしまったという。

すると、事態に気が付いたサラーはすぐさま車を止め、少年へと舞い戻って、介抱したという。前述の写真は、その時にファウラーくんのリクエストに応じて撮った一枚だったのだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190812-00062731-sdigestw-socc

話題を呼んでいる1枚の写真

地元紙『Liverpool Echo』の取材に応じたファウラー少年の継父であるジョー・クーパーさんは、当時の様子をこう振り返っている。

「ルイは夢中になるあまり、残念なことに街頭にぶつかって、鼻の骨を折ってしまったんだ。あまりのことに僕らが慌てていると、すぐさまサラーが引き返してきて、『大丈夫?』、『何かしたほうがいいかい?』って声をかけてきてくれたんだよ。私やルイを含め、その場にいた全員が信じられなかったよ」

クーパーさんは、サラーの振る舞いに称賛を惜しまない。

「サラーは倒れていたルイに話しかけ、『ごめんよ』とハグをしてくれたんだ。それから写真も撮ってくれた。ルイはすぐに痛みのことなんか忘れて笑顔に戻ったよ。本当に彼はスーパーヒーローのようだった」

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リバプールの本拠地アンフィールドでの試合では、サポーターから特大の声援を送られるサラー。その理由にはこうしたピッチ外での紳士な振る舞いが関係しているのかもしれない。
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