フランクフルト率いるアディ・ヒュッター監督が元日本代表MF長谷部誠を起用しない判断に地元メディア『op-online.de』は理解に苦しんでいるようだ。

フランクフルトは1日に行われたブンデスリーガ第20節ではフォルトゥナ・デュッセルドルフと対戦し、後半アディショナルタイムにDFティモシー・チャンドラーが同点弾を挙げたことで辛くも1-1でドロー決着。これでフランクフルトは今年に入ってからの3試合で2勝1分けと負けなしを維持し、降格圏との差が7ポイントから8へと広がった。

しかし、『op-online』が試合翌日に掲載した記事によれば、「フランクフルトにとっての朗報はそれで終わり。リーグ最下位のデュッセルドルフでの試合、そこでのパフォーマンス、姿全体は最も酷い時期への逆戻りだったのだ」とのこと。GKケヴィン・トラップが試合後には「僕たちのプレーを見ると、まるでこっちが最下位のようだった」と発し、ヒュッター監督も「すべてにおいて不足していた」と話していたとも伝え、チームの課題を挙げた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200203-00010022-goal-socc

3試合負けなしも現地メディアは苦言

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記者が主に問題視するのはフランクフルトの攻撃の衰勢の模様。「前方へのプレーがなく、ビルドアップ要素も特にない。アイデアがなければ、勢いもない」と指摘すると、「突破能力を有するFWの不在をその主な要因として挙げられるかもしれないもののそれに限らず、根本的に前方へのスピード感が感じられない」とも記し、「理由は何はともあれ、冬の移籍市場でこれに関する対策に至らなかった」と1月に新戦力を加えなかったことにも疑問符を投げかけた。

クラブが結局獲得したのは移籍市場最終日にRBライプツィヒから加わったDFシュテファン・イルザンカーと「決してクオリティはサッカーの美を追求することにはない」1人の選手のみ。身長189センチを誇る30歳のオーストリア代表守備的MF(及びセンターバック)と相手攻撃の阻止に専念するようなタイプだと示唆しつつ、そこから長谷部について次のように持論を展開している。

「すると、おそらくフランクフルトの最も優れたフットボーラーである日本人マコト・ハセベが年明けのシステム変更以来、完全に(スタメンから)外され、1分もプレーしていないことに首を傾げざるを得ない。監督のジレンマは次のとおり。彼はフランクフルトの守備を固め、そうするのは必須だったが、そのために魅力的なサッカーへのアプローチを犠牲にした」

ヒュッター監督はデュッセルドルフ戦後、「メンタルを持って反撃した。前半戦の終盤だったらおそらく勝ち点1も獲得できなかっただろう。だから確かに何かが変わったのだ」といったコメントも残していた。しかし、現地でもこういった内容のサッカーは必ずしも高く評価されるわけでもないかもしれない。現にこの記事も「フランクフルトは、このような結果のみを求めるプレースタイルによって現在高い代償を払っている」との言葉で締めくくられている。

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次戦、フランクフルトはポカールでライプツィヒと対戦する。
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